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ビリヤードのルール


数あるポケットビリヤードゲームの中から、いくつかピックアップして掲載しています。現在日本では、ナインボールと呼ばれるゲームが人気で、数多い大会が全国各地で開催されています。
イロイロなゲームをプレーしてみて、スキルアップを目指してください。なお、ルール説明に付きましては簡略的にまとめてありますのでご注意ください。

ベーシックゲーム

ポケットビリヤードで一番簡単なゲームで、初めてビリヤードをプレイするのに適しているゲームです。

使用ボール
手球、1番〜15番までの的球
プレイ人数
2人〜3人
ルール
ラックは15個の的球を自由に組み、ブレイクショットで散らします。ブレイクショットで手球がテーブル上に残り、的球のどれかひとつがポケットされれば続けてショットします。
的球をポケットできない場合はプレイヤーを交代します。2人でプレイした場合は、先に8個落としたプレイヤーが勝ちです。的球を落とす順番は何番からでも構いません。
3人でやる場合は、6個落としたプレイヤーで勝ちになります
ファウル(一般的なファウル)
・手球がスクラッチ(穴に落ちる)した時。的球がポケットインした場合は的球をフットスポットに戻し、手球はフリーボール。
・球触りをした時。手球はフリーボール。
・手球が的球に当たった後、どの的球もポケットインせず、手球を含め、どの的球もクッションに入らなかった時。手球はフリーボール。
・その他、ポケットゲーム共通のファウル行為記載の行為

ナインボール

ポケットビリヤードの中で、最もポピュラーなゲームです。ナインボールは手球を最小番号の的球に当てて、9番ボールを最終的にポケットしたプレイヤーが勝者となるゲームです。
あらかじめセット数を決めておいて、先にセット数に到達したプレイヤーを勝者とする「セットマッチ方式」が一般的です。
使用ボール
手球、1番〜9番までの的球
プレイ人数
2人
ルール
ラックの組み方は1番を一番上、9番を真ん中にセットします。その他の的球は自由に配置します。隙間が出来ないように、しっかりとラックを組みましょう。(右図参照)
バンキングにより先行後攻を決め、先行プレイヤーがラックした的球に対してブレイクショットを行います。このとき、ショットした手球は必ずヘッドボール(1番)に最初当てなければなりません。
テーブル上にある最小番号のボールを落としながら進めていき、最終的に9番をポケットインしたプレイヤーが勝ちとなります。
的球が入らないかファウルをした場合、撞くプレイヤーの交代となります。最小番号に一度手球を当てた後に他の的球がポケットインしても続けて撞くことができ、途中9番がポケットインした場合は、その時点でそのゲームは勝ちとなります。
ファウル
・手球を最小番号の的球に直接当てられなかった時
・手球がスクラッチ(穴に落ちる)した時
・手球が的球に当たった後、どの的球もポケットインせず、手球を含め、どの的球もクッションに入らなかった時。手球はフリーボール。
・その他、ポケットゲーム共通のファウル行為記載の行為
1ゲーム中に3回連続して自分の番の時にファウルをすると、その時点で そのゲームは負けとなります。

ボウラード

10個の的球と手球を使用し、ボウリングのスコアの付け方で得点を記録するゲームです。1人でプレーし、常にコールショットで的球を落としていきます。
ブレイクショットから最初のミスまでに落とした的球の数をボウリングでいうところの1投目、2回目のミスまでに落とした的球の数をボウリングの2投目にあたります。
1人でプレーしながら集中力を養うのにうってつけのゲームでもあります。ビリヤードのプロテストにも採用されており、男子プロで3ゲーム合計点数が630点以上(レッスンプロは450点以上)、女子プロで430点以上で合格となります。(JPBA)
使用ボール
手球、1番〜10番までの的球
プレイ人数
1人
ルール
ラックの組み方は1番から順番に右図の様にセットします。フレーム数が分かるようにヘッドボールをフレーム数の的球にすると分かりやすいでしょう。
ブレイクショットは、手球をヘッドライン内の任意の位置から行い、ブレイクショットではコールは必要ありません。ブレイクショットでポケットインした的球は第1投目の得点として数え、ブレイクショットで的球がひとつも入らなくてもミスとして数えません。
スクラッチや手球場外、的球に当らない、その他ファールが有った場合には第1等目は終了となります。
的球はどの順番からでも構いません。但しショットはコールショット(ポケットする的球とポケットをコールする)で行います。
コールした内容以外でポケットインした球はミスとなり、そのショットでポケットインした的球はフットスポットに戻します。但し、コールした的球が指定したポケットインすれば他の的球が違うポケットに入ってもポケットインが認められます。
ブレイクショットでファウルがなければ、ボウリングでいうところの1投目が開始されます。コールショットで的球をポケットしていき、ミスかファウルをした時点で1投目が終了です。
1投目でポケットインさせた的球の数が1投目の得点となり、ミスなく連続で10個の的球を全てポケットインさせるとそのフレームはストライクとなり、そのフレームは終了します(10フレーム以外)。
第10フレーム目ではボウリング同様、ストライクを続けると3フレーム行えます。 1投目をミスした後、2投目が開始されます。手球のスクラッチ、場外、また的球に当たらない時は、フリーボールで2投目を開始し、それ以外では1投目を終えた状態のまま2投目となります。
10フレームまで進めて行き10フレームが終了したら1ゲームの終了となります。
簡単なレベル判断に利用されるボウラードでは、以下のようなクラス分けもできます。(参考程度)
【アベレージ】
・0〜40点 ビギナー
・40〜80点 C級
・80〜160点 B級
・160〜300点 A級
ファウル
・手球がスクラッチ(穴に落ちる)した時
・手球が的球に当たった後、どの的球もポケットインせず、手球を含め、どの的球もクッションに入らなかった時。手球はフリーボール。
・その他、ポケットゲーム共通のファウル行為記載の行為

エイトボール

ポケットゲームの中では、特に初心者にお勧めのゲームです。ナインボールでは最小番号の的球から順番が決まっていますが、エイトボールでは順番は関係ありません。
15個の的球を使用し、1〜7をローボール(ソリッド)、9〜15をハイボール(ストライプ)に分けて、プレイヤーは自分の受け持ったグループボール(ローボールかハイボール)を全てコール(的球を落とすポケットをコールする)してポケットします。
自分のグループボールを落としたあと、8番をコールしたポケットにポケットインさせたプレイヤーが勝者となります。
使用ボール
手球、1番〜15番までの的球
プレイ人数
2人
ルール
ラックの組み方は8番を真ん中にセットし三角形の形に組みます。左右の頂点どちらかにローボールのいずれかを、反対側にハイボールのいずれかをセットします。左右の指定はありません。隙間が出来ないように、しっかりとラックを組みましょう。(右図参照)
バンキングにより先行後攻を決め、先行プレイヤーがラックした的球に対してブレイクショットを行います。
ブレイクにより4つ以上の的球がクッションに入るか、いずれかの的球がポケットインしなければ、次のプレイヤーに交代します。このとき次のプレイヤーは、現状のままプレーを続行するか、的球を再びラックして自分でブレイクするか、再度相手プレイヤーにブレイクを要求するかを選択できます。
通常、コールショットでゲームを進めていきますが、単純なショットにおいてはコールしなくても大丈夫みたいです。セーフティーショットの場合は、セーフティーとコールし、キャノンショットコンビネーションショットの場合でもコールします。
最初にポケットインさせた的球が自分のグループボール(ローボールかハイボール)になり、相手プレイヤーは反対のグループボールとなります。
最初に自分のグループボールに当て、自分のグループボールをポケットインさせれば、続けて次のショットとなります。
的球がポケットに落ちなかった場合や、コールとは違う的球がポケットインしたり、コールしたポケット以外に落ちた場合は、プレイヤー交代となります。
自分のグループボールと相手のグループボールが一緒にポケットインしてもプレイヤー交代とはならず、相手のグループボールだけポケットインした場合はポケットインした的球はそのままで、プレイヤー交代となります。
自分のグループボールを全てポケットインさせた後に8番ボールをコールしたポケットにポケットインさせれば勝ちとなります。
エイトボールは地域によってルールがいろいろな形で伝わっており、必ずしも上記のルールで行われるとは限りません。
ファウル
・手球がスクラッチ(穴に落ちる)した時
・手球が的球に当たった後、どの的球もポケットインせず、手球を含め、どの的球もクッションに入らなかった時。手球はフリーボール。
・その他、ポケットゲーム共通のファウル行為記載の行為

ローテーション

中級者向けのゲームですが、ルールはさほど難しくありません。ハンデをつけることによってビギナーと上級者とが一緒に楽しめるゲームです。
球の番号がそのまま得点となり、あらかじめ決めておいた点数に達したプレイヤーが勝ちとなります。
使用ボール
手球、1番〜15番までの的球
プレイ人数
2人
ルール
まず、15個の的球で右図の様にラックを組みます。バンキングで先攻をとったプレイヤーがブレイクショットを行い、ナインボール同様に最小番号から狙っていきます。
ポケットインすればその番号と同じ得点がもらえます。キャノンショットコンビネーションショットで他の的球をポケットインさせても得点になります。先に、設定した得点分に達したプレーヤーが勝ちとなります。
ファウル
・手球がスクラッチ(穴に落ちる)した時
・手球が的球に当たった後、どの的球もポケットインせず、手球を含め、どの的球もクッションに入らなかった時。手球はフリーボール。
・その他、ポケットゲーム共通のファウル行為記載の行為

ポケットゲーム共通のファウル行為

手球が(所定の)的球に当たらなかった場合。
狙う的球が番号順に定められている種目(ナインボールやローテーション)では、その的球に手球が最初に当たらなければファウルとなる。
番号順に狙う必要のない種目では何らかのボールに当たればファウルにならない。
手球が的球に当たった後、的球がポケットされず、手球、全ての的球がクッションに入らなかった場合。
このファウルは「ノークッションファウル」と呼ばれ、このファウル規定により、安直なセイフティも出来なくなる。
場外球
手球、的球を問わずボールがテーブルの外に飛び出してしまった場合はファウルとなる。またテーブルのレールやクッションの上に停止しても場外と見なされる。
ただし、一旦レールに乗り上げたボールがその後、テーブルベッドに戻った場合は、ファウルではない。
「14-1ゲーム」のみ、場外球ファウルの扱いが違うので注意。
球触り
手球に触れてよいのはキュー先(タップ)だけである。フリーボールで手に持つ場合を除き手球、的球のいずれにも身体や衣服などが触れたら球触りとなりファウルとなる。
チョークやメカニカルブリッジを手球、的球に接触させた場合も同様にファウルとなる。
両足上げのショット
両足が床から離れた状態でショットした場合ファウルとなる。
故意によるミスキューによるミスジャンプ
キュー先が滑りタップ以外の場所が接触して、撞きそこなってしまうことを「ミスキュー」といい、そのとき手球がキュー先に乗って飛び上がってしまうことがある。それが故意による場合はファウルとなる。
よく初心者が誤解している手球の下を撞いてジャンプさせるショットはファウルとなる。
手球がポケットに落ちてしまった場合
手球がポケットに落ちてしまうことを「スクラッチ」といい、ファウルとなる。
2度撞き
一度のショットで手球を2回撞いてしまうことを「2度撞き」といい、ファウルとなる。
手球と的球が接触していたり、近距離の状態の時に注意が必要である。
日本のルールでは、手球と的球の間隔が「チョーク1個分以下」の場合は、「ダブルヒットコール」(昔はプッシュコール)をすることでファウルにならない。
相手プレイヤー(審判がいる場合は審判にも)に聞こえるようにコールし、OKをもらってからショットをすること。
ボールが動いている状態でのショット
テーブル上の全てのボールが完全に停止する前に、手球をショットした場合ファウルとなる。手球が同じ位置で横回転している状態でも、動いているため、ショット時にはファウルとなる。
妨害行為(インターフェア)
自分の順番でないプレーヤーが、プレー中の選手の妨げとなるような行為を行なったときは、ファウルとなる。また、自分の順番でないのにショットしたり、ボールを移動させたときも、このインターフェアに該当する。
マーキング
ショットの目標や目安とすることを目的として、テーブルベッドやクッションなどに、チョークを置いたり、なんらかの方法で目印をつけてショットした場合はファウルとなる。